プレスリリース
2017/09/01
スクールガーディアン
夏休み明け、新学期を迎えるのが不安という子どもたちに声を届けてほしい
インターネットモニタリング・ソーシャルアプリサポート事業のアディッシュ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:江戸浩樹、以下アディッシュ)スクールガーディアン事業部は、全国の私立・公立の中学・高校を中心に導入されている、匿名でいじめを通報できるスマートフォン、パソコン、タブレット端末上のWEBサービス「Kids’ Sign(キッズサイン)」の導入校にアンケート調査を実施しました。このアンケート結果から課題や効果を検証し、子どもの自殺が増加する夏休み明けにあわせて、各学校現場への利用促進を強化していき、多くの子どもたちが健全な学校生活を送れるようサポートしていきます。
インターネットが普及している今、子どもたちは夏休み明けに久しぶりに友達と会うという感覚はなく、ソーシャルメディア内で会話をしたり、会っているかのような環境が夏休み中も続きます。 だからこそ、つながっていないと不安になり、逆につながらないと会話についていけず、長期休み明けが不安になる子どもたちが多いのかもしれません。 内閣府の「自殺対策白書」によると、18歳以下の自殺が1番多い日は夏休み明けの9月1日という統計が発表されています。 大人や友達に話すことができず、一人で抱えこまないでほしいという思いからスクールガーディアンは、気づいたことを匿名で通報できるサービス「Kids’Sign」を提供しています。この度、Kids’ Signを使用している3,524名の生徒を対象に、Kids’Signの利用感想のアンケートを行いました。
アンケートでKids’Signを利用したことがあるか?という問いの中で、高い割合を占めていたのは、「このアンケートをしてはじめて、自分たちの学校が本サービスを導入していることを知った」という声でした。生徒の学校生活や長期休み期間中にいかに身近な存在でいて、何かの時に使いたいと思ってもらえるサービスになるのか、この点がKids’Signの課題だと気づきました。
匿名性
「Kids’ Signさえあれば中高生はもう悩むことなどないと思った。匿名なので言いやすい」
安全性
「相手と直接顔を合わせないで素直に言える」 「周りに言えない自分の正直な事が言える!」
機能性
「思いたったときに煩わしい操作なく簡単に通報ができるシステムだと思う」
公開性
「もっと宣伝して知名度を上げてほしいし、このサービスの存在をアピールしてほしい」
スクールガーディアン事業部では、このアンケートの声を活かし、「Kids’Sign」をスマートフォンのホーム画面に追加することの重要性や、テスト通報期間を設けることの有効性を導入校へ呼びかけ、生徒が使用する際のハードルを下げ、より活用してもらうための試みを開始しました。 9月1日より熊本県教育委員会が指定する3校がKids’Signの試験導入を実施します。 周知と利用方法を知ってもらう目的で、テスト通報期間を設け、全生徒に1度通報をしてもらいます。 【熊本県教育委員会 ネットいじめ等早期対応推進事業の実施について】 報道資料はこちら 今後もこのようなフローを行い、子どもたちが困ったときに私たちのサービスが頼られる存在となるよう、一人だけで悩む必要はないと伝え続け、利用を促してまいります。
Kids’Signは、当事者だけでなく、周囲の友達の変化も知らせる、第三者に対してのサービスでもあります。 友達に元気がない、笑顔が減ったなど、少しでも気づく点があれば、Kids’Signを利用して声を届けてほしいと思います。 スクールガーディアン事業部は、本サービスを通して、一人でも多くの子どもたちが声を届けてくれることで、自分自身または友達を助け、安心して学校生活が送れることを願っています。 文部科学省「夏休み明けに向けた官民連携によるいじめ防止強化キャンペーン」にも参加しています。
スクールガーディアン事業部:平田
Mail:sg-info@adish.co.jp Tel:03-5759-0334(代表)