プレスリリース
2020/05/28
スクールガーディアン
情報の領域で発生する課題解決に向けて、投稿モニタリング、ネットいじめ対策、ソーシャルアプリのカスタマーサポートなどカスタマーリレーション事業を展開するアディッシュ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 江戸 浩樹、証券コード:7093、以下 アディッシュ)は、子どものいじめや悩み事を学校に連絡できるいじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」*の2019年度の集計をまとめました。 概要として、「第三者によるいじめの連絡が多くを占めている」「トラブルに遭遇している子ども本人からの悩みも増加している」ことなどがわかりました。
*いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」
いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」は、”ひとりで悩む仲間をひとりでも助けるために”をコンセプトに、小学生から高校生まで幅広い世代の子どもが活用できる、いつでも匿名でいじめの目撃情報などを連絡できるWebサイトです。
いじめを見た・聞いた、または自身が受けていることを学校へ知らせること、自身の悩みや気になることも連絡できるツールとして、全国の小中高校(2019年度)に導入。
2019年度に「スクールサイン」に寄せられた声で最も多かった内容は「いじめ」(22.4%)、次に「学校生活」(15.6%)、「学校や教員への苦情・不満」(13.8%)と続きます。
「いじめ」の連絡は、前年の33.7%から減少していますが、連絡分類の中でも最も件数が多いことから、子どもがいじめの解決支援を学校に求めているという様子が伺えます。
2番目に多い「学校生活」については、学内外での校則違反や不適切行為などの増加によるトラブルや生活態度に関する内容が寄せられています。
*2019年度(期間=2019年4月~2020年3月、n=1446)
*2018年度(期間=2018年4月~2019年3月、n=1115)
「スクールサイン」への連絡元を、本人または第三者別に「いじめ」と「いじめを含む投稿全体」の項目で分けて見ると、「いじめ」は2019年度も第三者からの連絡(63.6%)が多くを占めました。前年度と比較すると27.9%減少していますが、これは本人からの「いじめ」連絡が17%増加しているためです。
「いじめを含む投稿全体」も自身からの連絡が18.3%と、前年度より3.8%増えています。
このことから「スクールサイン」が、第三者のいじめや心配事を連絡するだけでなく、自身の抱えている悩みやトラブルも伝えるツールのひとつとして活用されていることが推測できます。
2019年度の曜日別連絡割合は、月曜日から金曜日の平均が約17%と、土日(約8%)より多く利用されています。曜日別では木水火曜日の順に連絡件数が多かったことから、1週間が始まってからその週の半ばまでに起こったことを学校に連絡するケースが多いことが推測されます。
「スクールサイン」利用の時間帯については、下校時と思われる16時台で上昇し、帰宅した21時台がピークとなっていることから、下校後の自宅の自室など、匿名性が担保された環境で利用できる時間帯に多く使用されています。
一方で、授業中と思われる8時~15時台の連絡割合が前年度より約15%増えていることから、ICT端末の普及等による在校時間中の利用機会が増えているためと考えられます。
事業ミッション「子どもたちが健全にインターネットを活用できる環境を目指して」のもと、2007年より学校非公式サイト・ネットいじめ対策コンサルティングサービスとしてスクールガーディアンを発足。2015年からスマートフォンで第三者が匿名でいじめ連絡ができる「スクールサイン」(旧「Kids’ Sign」」を提供。
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※本リリース情報は、2020年5月28日時点の情報です