アディッシュ、ステマ規制に対応した企業向けモニタリングサービスを提供

 デジタルエコノミー特化のカスタマーサクセスソリューション・プロバイダーであるアディッシュ株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役 江戸 浩樹、証券コード：7093、以下 アディッシュ）は、2023年10月1日より施行される「ステルスマーケティング（ステマ）」規制に対応した、企業向けモニタリングサービスの提供を開始します。

マーケティング施策であるアフィリエイト広告^（※1）や、インフルエンサーによる投稿内容が「ステマ」と判断されるリスクの確認や、従業員向けソーシャルメディア利用のガイドライン策定を支援します。

景品表示法違反となる「ステルスマーケティング」とは、「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」と定義されています^（※2）。

広告であるにも関わらず広告であることを隠す「ステマ」は、消費者が商品やサービスを自主的に合理的に選ぶ機会を損ねるため、景品表示法違反に追加されました。施行日である2023年10月1日以前に公開されたアフィリエイト広告などについても対象になるため^（※3）、ステマ規制の対象から回避するためには、過去の記事を含めて再点検をすることが求められます。

消費者庁による調査の結果、違反行為が認められた場合には、事業者に対して措置命令が行われ、内容が公表されるため^（※4）、消費者の企業に対する信頼度低下やイメージダウンにつながる可能性があります。

アディッシュでは、ステマ規制施行に伴い、「ステマ規制に対応した企業向けモニタリングサービス」と「従業員向けソーシャルメディア利用のガイドライン策定支援サービス」を提供します。

モニタリングサービスは、顧客企業が宣伝を依頼している第三者の投稿を監視、または顧客企業の情報をインターネット上から収集し、消費者庁の運用基準をもとに「ステマ」に該当するリスクの高い投稿を報告します。
「著名人やインフルエンサーによる宣伝ではないクチコミ」も、場合によっては「ステマ」に該当し、事業者（広告主）が措置命令の対象となるリスクがあるため^（※5）、併せて検知と報告を行います。

ガイドライン策定については、「サクラ」や「やらせ」などを明確に禁止行為とすることで、違反対象となるステマ行為を従業員が行うことを防ぎます。例えば、従業員が自身の立場を明記せず、自社の商品やサービスについて好意的に書いた結果、意図せず「ステマ」に該当する情報発信を行なってしまうなど、「どのような状況であればステマとなるのか」をポイントに、ガイドラインの策定を支援します。

備考

^（※1）WebサイトやSNS、ブログサイトの広告をユーザーがクリックして、広告主のサイトから購入などが発生した際に、アフィリエイターに広告主から報酬が発生する成果報酬型の広告
^（※2）出所：一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示
^（※3）出所：「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」告示案及び「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」運用基準案に関する御意見の概要及び当該御意見に対する考え方
^（※4）出所：景品表示法とステルスマーケティング 事例で分かるステルスマーケティング告示ガイドブック
^（※5）出所：別紙２ 「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の運用基準

アディッシュのリスク対策事業「インターネットモニタリング」では、「公益に資するインターネットをつくる」という事業ミッションのもと、企業のソーシャルリスク対策全般を支援しています。SNSアカウント監視、ソーシャルリスクモニタリング、従業員向けSNS研修サービス、SNSガイドライン策定支援などを通じて、企業のソーシャルリスク・風評被害を最小限に抑えます。
https://monitor.adish.co.jp/

※記載されているサービス・商品名、会社名は各社の商標および登録商標です。
※本リリース情報は、2023年9月28日時点の情報です。
プレスリリース