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代表・江戸Talk
代表 江戸Talk
2021/10/25 江戸Talk
「成功はアート、失敗はサイエンス」という記事と本が興味深かったので、今日はこの話しをしたいと思います。
この言葉は、メガネを製造販売している会社『OWNDAYS』の田中社長が語っていた話です。田中社長は、30歳くらいで債務超過で倒産寸前だったメガネ製造販売チェーン『OWNDAYS』を買収して、10年掛けて再建した方です。
田中社長いわく、
”成功は一種アート的なところがあり、実施した人たちならではの様子が織り交じる。一方で、失敗は科学的に共通して分析して学ぶことができるんだ”と言っていました。
今、世の中にどんどんプロダクト思考が広がっていて、アディッシュも取り入れていこうという流れになっています。
あらゆる事業活動は、何をとっても、ある意味、最初は仮説。新しく施策を行う際に、正しいかどうかわからないけど、仮説をたて実行し、色々なデータみて確かだろうと判断を積み重ねていく。
あらゆることは仮説だから、検証してやっていこうというのがプロダクト思考という考え方ですが、田中社長も、これと同じようなことをおっしゃっているのかなと思いました。
田中社長は、”企業の再生や成長につなげるためには、お客様の声を真摯に聞いて真面目にやることをただやっていくことだ”と。
自分たちというより顧客がいるから我々は存在しているのであり、顧客を見て仮説をたてて回し続けることが大事であり、失敗しても共通要素を見出しつなげていく、ということが大事だということを言っていました。
失敗は小さい失敗にすべき、分解して軌道修正をしやすいようなことをやっていくのがよいと。一方で絶対成功するという思いも大事だと。
自分たちに向かうより顧客に向かって取り組むということが、企業の活動のなかで一番大事であると感じるとともに、とても勉強になる言葉でした。